「東京ソーラー屋根台帳」で 自宅の太陽光発電の適性を見てみよう!

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「東京ソーラー屋根台帳」は優れもの

もしあなたが太陽光発電の導入を検討しているなら、

  • 自宅に太陽光発電システムを設置した場合どのくらいの発電が期待できるか?
  • 自宅の屋根は太陽光発電に適しているのか?

なんてことを事前に知りたいと思いませんか?

これまでは、業者を通じてでしか、このような情報を知ることはできませんでしたが、東京都が昨日(2014年3月26日)に公開した「東京ソーラー屋根台帳」なら、それらの情報を簡単に知ることができます。

このサービスは無料で、「東京ソーラー屋根台帳」のサイトにアクセスして誰でも簡単に利用することができる優れものです。

このようなサービスは、再生エネルギー普及先進国であるドイツなどにもあるみたいですが、日本では初めてということです。東京都以外でもこんなサービスが利用できるようになったらいいですね。

では早速サイトにアクセスしてみましょう。
http://tokyosolar.netmap.jp/map/
上記URLのサイトにアクセスすると下に「ポテンシャルマップを表示」というボタンがあるので、それをクリックすると「ご利用上の注意」という画面になるので、その内容をざっと確認してから下にある「同意する」をクリックすると、以下のような画面になります。

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この地図上で自宅のある市町村をクリックすると、以下のような詳細な地図に切り替わります。
ここでは例えば東京都東村山市をクリックしてみました。
(地図をクリックして探すのが面倒な場合には、地図の上にある「場所を検索」の入力欄に自宅の住所を入れると一発で自宅の状況がわかります。)

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さて見てみると建物が赤や黄で色分けされているのがわかると思います。赤が太陽光発電に適している建物、黄が条件付きで適している建物になります。

ちなみに、太陽光発電に適しているかどうかは、年間の1㎡あたりの予想日射量で判断されます。この数値が1,100kWh以上なら適していると示されます。条件付きの場合には850kWh~1,100kWhの場合です。

更に建物をクリックすると、その建物の詳細情報がポップアップで表示されます。

東村山市のある地点の詳細情報は以下の通りでした。

年間の1㎡あたりの予想日射量が1,154kWhとなっていますから、太陽光発電に適している建物と評価されています。

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「東京ソーラー屋根台帳」では太陽光発電だけでなく、太陽熱利用の適否もわかる!

以上見てきたように「東京ソーラー屋根台帳」では太陽光発電設置の適否がわかりますが、それ以外にも太陽熱利用の適否もわかります。

やり方は簡単。以下の画面のように左上のタブを太陽熱利用に切り替えるだけです。

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太陽光発電の地図と比較してみると、赤の建物が目立つと思いますが、これは太陽熱利用の場合には屋根面積が小さくても効率的に熱を生かせる場合が多いからです。

太陽熱利用はあまり聞きなれない人も多いかもしれませんが、冬でも晴れていれば相当な熱エネルギーを利用することが可能です。お湯なんかは沸騰させるような熱いお湯でなければわざわざ電機やガスといったエネルギーを使わなくても、太陽熱を十分生かせるのです。(お風呂のお湯などは最適です。)

 

以上簡単に「東京ソーラー屋根台帳」のレビューをしてみましたがいかがでしたでしょうか?

ちなみに注意事項として、これらのデータはあくまでシミュレーションによる算出値なので、当たり前ですが、実測値でもありませんし、この数値を東京都が保証するとか、そういったものではありません。

さあ、東京都で太陽光発電システムの導入を検討している人は早速チェックしてみましょう。

失敗しない注文住宅のための最重要ポイントとは?

このサイトでは注文住宅の家づくりに関していろいろな情報を提供していますが、その目的は注文住宅の家づくりに成功していただきたい、というただ一点に集約できます。

それは、裏を返せば、注文住宅を建てたけれどその後の新居での生活に不満が残る、後悔している部分がある、という方が結構いるという現状認識に基づいています。

簡単にはいかない注文住宅の家づくりですが、失敗しないためポイント(成功するためのポイント)は多岐にわたります。

このような数多くのポイントの中で管理人が最重要ポイントを位置づける点は何でしょうか?

      2016/06/10

 - 家づくりコラム