注文住宅の家づくりをスタートする時にやっておきたい、たった一つの大事なこと
唐突ですが、家づくり(注文住宅)を検討しているあなたは、新しい家を建てた後のご家族の暮らしを具体的にイメージできますか?
それは、
「家づくりに対する夢を描けますか?」
といってもいいかもしれません。
なぜ、このような質問を最初にさせていただいたかというと、物事を実現するためには思考(具体的なイメージ)が出発点になると言われているからです。
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という本は有名ですし、古典的なもので言えばジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」や、近年では「引き寄せの法則」などもありますが、どの本でも共通するのは、人の望みが実現するかは、その人の思考が出発点になるとと言われています。
結果が具体的でイメージできれば、それに向かっていろいろな知恵やアイデアを出して、あきらめずに邁進するし、それに伴ってイメージを後押しする何かが周りで起きてくる(引き寄せられる)ということですが、それは家づくりにもあてはまると思います。
新しい家を建てるとはいっても、当たり前ですが家が新しければそれでいいという訳ではありません。
新しい家とともに、家族がどんな生活をしたいのか、を具体的に考えることはとても重要です。
単純に「新しい家で暮らしたい」という漠然としたものではなくて、新しい家での家族の暮らしを具体的にイメージし、その暮らしのためには、新しい家に何を望まなくてはならないのか、を明確にしておいた方がいいと思います。
その思考が現実化するのですから・・・
もしイメージが漠然としたものであれば、どうしてもハウスメーカー、建築家、工務店にお任せの部分が多くなりますし、自分で何かを選択するにしても、あまり深い考えもなしに何となく選択してしまうことが増えるでしょう。
その結果、新しい家に住み始めて何が起きやすくなるかというと、以下のような感じです。
「何だかここのイメージが違う・・・」
「あれっ、こんな色だったっけ?」
「違和感があるなぁ~」
「ここはこうした方がよかったんじゃないかな~」
などなど。
具体的なイメージができていれば、こんなことは100%起きないということはありませんが、その確率は少なくなるでしょう。
(起こらなかったらそれは完璧な家ですが、正直そんなことはありえません。)
施主の中にはそうした具体的なイメージをお持ちの方もいると思いますが、一方で具体的なイメージもないまま、
家のスペックとしてはどんなものがいいのか、
最近のはやりの家はどんな感じか、
とにかく安く施行してくれる業者はないか、
などということに頭の大半が奪われている人もいるでしょう。
そうした施主に限って、神経をすり減らして疲れているような気がします。
特に土地探しからスタートする場合には、かなりの長期戦になるので、かなり疲れてしまうんじゃないでしょうか。
一方で、具体的なイメージを持たれている方は、家が完成したらこんな生活が待っている、ということで、ワクワクしてその夢に向かって走っているので、いきいきして家づくりを進められると思います。
家づくりは、金額は一生に一度かもしれないほど大きいイベントですし、仕様、設計、デザインなど決めなきゃいけないことも多いし、人との折衝もあるので、知力、気力、体力、資力、時間と全て必要な人生の一大プロジェクトです。
そのプロジェクトのリーダーはもちろん施主の方ですが、そのプロジェクトを進めるにあたって疲労困憊するよりは、家づくりを楽しみ、いきいきと邁進する方が望ましいでしょう。そして、どうすれば家づくりを楽しめるかといえば、将来暮らす新しい家での新しい生活をより具体的に夢に描くことができれば、その実現に向けて楽しむことができると思うのです。
イメージの例として挙げるならば、
・庭で家族みんなでバーベキューができる家
・大好きなペットと楽しく過ごせる家
・高齢の両親が過ごしやすい家
・深呼吸できるような空気のきれいな家
などなど、もちろん人それぞれです。
イメージは人それぞれ異なりますが、思いつくままにたくさん挙げておくといいと思います。
できれば、紙に書いておいて、いつでも参照できる方がいいでしょう。
(メモ程度でOKですので、何かに残しておくことが大事だと思います。)
ちょっとしたことでも意外と重要な点だったりすることもあります。
設計士や施工会社との打ち合わせの時にも使えますし・・・
何かのご縁でこのページをご覧頂いているあなたにも、家づくりにたくさん夢(具体的イメージ)を描いていただいて、その夢(具体的なイメージ)を信頼できる業者にぶつけてみて下さい。
2016/06/10